生化学(4)
核酸
核酸の種類
まとめる時間がなかったので表を拝借しました。お許しください(白目)
核酸の二重らせん構造
ワトソンとクリックが1953年に発表。
その後のライフサイエンスの研究が進みだすきっかけとなった、ノーベル賞を伴う大きな業績でした。
二重らせん構造には以下のような特徴があります。
- 親水性の高いデオキシリボースとリン酸を外側に、親水性の低い塩基を内側にした右巻きらせん構造です。
- 3.4nmで1回転します。中には10塩基含まれているので、1塩基あたりは0.34nmという計算になりますね。
- AとT、GとCが水素結合しています。AとTは2つの、GとCは3つの水素結合です。
- それぞれの水素結合の距離はすべて同じです(でないと二重らせん構造を保てない)。
- 2つのCを結ぶ線と塩基のN-グリコシド結合のなす角度は塩基の種類によらず一定です。
- 二本鎖の5´→3´の向きが逆になります。
DNAの存在場所
真核生物には、
などが細胞内に含まれています。
これらの中に、塩基対は3×10^9個入っているといいます(30億個)。
一つあたりが0.34nmなので、1.02mほどのものが15~30μmの細胞の中にものすごく折りたたまれてはいっていることになります。