流体力学(2)
平均自由行程
流体力学の基礎的な概念として、平均自由行程というものがあります。
これは、飛び交う粒子が互いにぶつかるまでの距離です。
(大気圧下では0.06ナノメートル)
クヌーセン数
平均自由行程を物体の代表長さで割った物を、クヌーセン数(K)といいます。
これが0.01以下であることが連続体としてモノを扱える基準です。
ナビエスリップ
ナビエスリップ壁面における滑り速度を考えるとき、
u0=1/2{(u0+du/dy)+0}と書くことができる。
特に、壁からλだけ離れた速度は、
u=λ*du/dyである。
せん断応力
流れがある時、壁に沿った力を求めることができる。これをせん断応力といい、
τ=k*U/hで表すことができる。
Uは速度、hは壁と壁との距離である。
せん断応力の単位は、[Ps・s]で表される。