経営工学徒の備忘録

~日々の大学生活や留学について~

国際金融論(3)

第三回

為替レート

名目為替レート:ある通貨単位で測った別の通貨の価格。

他国に投資を行った場合、投資収益(円建て)は満期時の名目為替レートに大きく依存する。

実質為替レート:実物同士が交換される比率(財バスケットの相対価格)

Z  = {𝑃($) × 𝑆 (¥ / $)} / 𝑃(¥)  ※相対価格のため、単位はない

実効為替レート名目為替レートや実質為替レートを各国の比重で幾何加重平均をとったもの。

外国為替市場

外貨に対する需要は、取引のためのものある。影響要素は以下の通り。

  • 輸入先の国の所得
  • 輸入品への好み
  • 輸入先の国の商品の価格

外貨に対する供給は、外貨に対する需要への対応として定義される。影響要素は以下の通り。

  • 輸入先国の所得
  • 輸入品への好み
  • 輸入先の国の商品の価格

レート

直物レート(spot rate):今現在、為替取引するときのレート。

先渡レート(forward rate・為替予約):将来の指定された期日に受け渡しされるようにあらかじめ外貨の購入・売却の契約を結ぶレート。

通貨取引派生(デリバティブ:通貨そのものではなく、通貨を売買する権利や売買契約を対象とした取引。

通貨オプション:一定期限内の自由な期日に、一定 のレートで決められた額の外貨を売買する権利を指し、そのような権利を売買すること。

通貨先物:将来の指定された期日に特定額の外貨を 受け渡しするという契約を指し、その契約自体を転売したり、買い戻したりすること。