応用確率論(4)(途中)
確率変数
確率変数は、{ω|X(ω)<=a}∈A
によってあらわされます。
aは、分布関数でa以下になるような確率を見ていきたいため、ここで設定した値です。
ωの例として、{雨、晴れ、曇り}といった事象があり、雨ならば1、晴れならば2というように、事象と数字を関連付けたものがX(ω)だと思ってもらえればよいです。
分布関数
F(x)=P(X(ω)<=x)
上記のようなF(x)を分布関数といいます。
最大値の分布関数
「最大値が x以下の確率」
=「X1,…,Xnが全て x以下になる確率」
=F(x)×⋯×F(x)
=F(x)^n
よって、最大値の分布関数は、上記のように各々の確率を掛け合わせた値となります。
最小値の分布関数
「最小値が x以下の確率」
=「少なくとも1つは x以下になる確率」
=1-「全部 xより大きい確率」
=1−{1−F(x)}^n
最小値の分布関数は上です。少なくとも一つは~、で余事象を使用しているのと、1=F(x)がxより大きい確率を表しているのがポイントですね。